先日2024年の出生数が初めて70万人を切り、合計特殊出生率(女性1人が一生のうちに産む子供の数の平均)が1.15まで低下したと報道がありました。少子化がどんどん進んでいるのはどこの先進国でも同様の傾向ですが、少子化=人口減少が加速であり、いよいよ年々人口が減るフェーズに入ってきたようです。男女雇用機会均等法が施行されてから今年で40年だそうですが、女性の社会進出はそれでも日本は相当遅れている(管理職や議員数などで考えると)と言われています。それでも仕事を生きがいにされる方も多く、晩婚化が進み、子供よりキャリアという女性もおられます。どのような人生を選ぶかはもちろん自由であり、周囲が結婚や出産、子育てを強制することはできません。しかし、子供が欲しいと望まれている方々が、不安なく妊娠・出産でき子育てできる環境を作ることは必要ですし、いい環境だという空気になれば出産数も増加する可能性はあります。国は、政治はどこまで真剣に少子化対策に取り組もうとしているのでしょうか。超高齢社会、人生100歳まで、など高齢者に優しい社会も必要ですが、それと同等又はそれ以上に子育てしやすい社会を作ることが今後の日本にとってより重要ではないかなと思います。教育費無償化の範囲がどんどん広がることも一つかもしれません。もうそろそろいい加減ちゃんと考えないと日本は衰退の一途をたどることになるかもです。

加速度的な少子化は止められるのか