アメリカの大統領選挙が終わり、トランプ氏が2回目の大統領に返り咲くことに決まりました。様々な報道を目にすると、アメリカの大統領選挙がすごく盛り上がり、投票行動がお祭りのような印象さえ受けます。日本では議会制民主主義ですので、直接総理大臣を投票で選ぶことはできません。イギリススタイルを明治時代に導入したからなのですが、やはり国のリーダーを自分たちで投票できないもどかしさや、数の論理で首相が決まってしまうやり方に少し嫌気が差していて政治に無関心な人が増えてるように感じます。それに比べアメリカは4年に一度、まるでオリンピックのように盛り上がりますね。しかし、各州での勝ち負けで選挙人と言われる方の数が決まり、その数が過半数を超えた候補が大統領になるというシステムも少し疑問が残ります。場合によっては、民主党票の方が全体で多かったのに共和党の大統領が誕生する可能性も十分あるわけですから。
さて、トランプ氏が大統領になるとどんな風な影響が日本にあるのでしょうか。お昼のワイドショー的にはこれから大統領就任に向けていろんな角度から分析されると思いますので、私が意見をいう事ではないでしょうけど、何となく自分とこさえ良ければいいじゃないかという考えは、このグローバルのつながりが密で大切な時代に、本当にそれでいいのかなと感じてしまいます。中国が台湾に侵攻したり、ウクライナとロシアの戦争を終わらせるために強引に現状変更をウクライナに課したり、自分ところにはあまり影響ないからそれでいいとされると国際協調などあったものではありません。環境問題でも、うちは自国の産業が大切だから地球温暖化はどうでもいいと思われても困ります。いずれにしろ、この先4年間は本当に注視していく必要があると思いますし、そのためにも日本の政治家や外交官などの方々に頑張っていただきたいと思います。